Lake Nakatsuna

今回クラフトビール を作りたい!と思った時に、大町市にある「北アルプスブルワリー」さんに

お願いしようと決めたのは、もちろん地元のブルワリーだから。

もちろん美味しいクラフトビール を作ってくれているから。

それだけで理由は十分で、さっそくブルワーさんに相談をもちかけました。

 

 

「私、ここの水でビールを作ってもらいんです」と。

 

 

ブルワーさんはコーヒーの焙煎士さんでもあり、味覚のスペシャリティー松浦さん

彼は大町市内でUNITE COFFEEを営んでもいらっしゃいます。

何年か前にYショップニシのオリジナルブレンド作って頂いた時もそうだったんですが

とても解りやすく解説をしてくれて、尚且つ気さくにリクエストにも対応してくださる柔軟な方で

今回のビールに関しても「いいですよ!」と早速のありがたいお答え。

 

一生に一度でも自分企画のビールが作れるなんて夢見たいな楽しい事が

拍子抜けするくらいの速さで進んでいきました。

この体験をいろんな方とも共有したくて試飲会も開きました。

ちょっぴり残念ですが現在は遠くから人を積極的にはお呼びできないので

地元にいる有志を募り、どんなビールが木崎湖にふさわしいかを、アレコレ談義を繰り広げたのでした。

 

 

 

木崎湖ってどんなイメージ?

味でいうならどんな感じ?

と、最初はど真面目にしていましたがだんだん美味しいビールがまわってきて

ひたすら楽しい会になりましたが、そこは私ボスですから決める所は決めないと、とブルワー松浦さんと話していた所「HAZY IPA」って知ってます?と。

 

 

HAZY IPA・・・・?

 

 

全く初めて聞きました。

HAZY=霞

IPA=インディアンペールエール

※ビールの原材料の一つである「ホップ」を大量に使用してつくられるビールです。 正式名称を「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」といいます。 ホップのもつ香りや苦味が、一般的なビールと比べるとかなり強いのが特徴。 世界中で愛されているビアスタイルの一つです。

 

 

それはどんな特徴かと聞くと「ジューシーで、フルーティーです」とのこと。

 

 

もうその瞬間心が決まり

それだ!それしかない!!とときめいてしまいました。

 

 

そうなんです、木崎湖はリゾート地ですし、ポップで、明るい。

たまに雨が降ったり、気温が下がると竜のような雲が山を渡るんです。そして秋の朝などはすっぽりと霧に包まれたり。

散々いろんなビールを飲んでいたのですが、あっという間に決定!!

 

 

このような経緯で『木崎湖HAZY IPA』がこの世に生まれる事になりました。

 

アルコールの度数は私が一番好きな5%弱に、苦味(IBU)は30前後という詳細も決めてオーダーをさせていただきました。

6月2日(水)ついに、仕込みの日が訪れます。

前日6月1日(火)の午後には、Yショップから水を汲み出します!

水汲みにもしよかったらご参加お待ちしております。

このビール作り物語の登場人物になってください!!

 

 

ユッキィ

 

こんにちは。

 

Yショップでお水をお出しすると「この水美味しい〜!!」と言われることがよくあります。

そう言われるまでこの水が美味しいと意識したことあったかな?という感じだった私。

でも、意識していろんな水を飲んでみると確かに味が違う。

 

本当に手前味噌で恐縮なのですが、コーヒーを淹れても、蕎麦のおつゆを作っても

ウィスキーの水割りを作っても、そういえばまぁるく包み込むような味わいになる。

同じ水出身感がある!!

 

こいういう視点って、自分だけでは発見しにくいもので

やっぱり人との出会いの中から生まれてくるのだなぁと思いますね。

 

 

ここは大町市の海ノ口という地区で、さらに細かく区分すると「一津」という名前です。

津というのは港という意味があるそうで、なぜ海のないこの地に海ノ口なのか、津なのか

その辺りがとてもロマンチックで私はとても気に入っている所です。

この「一津」では大町市水ではなく「一津簡易水道組合」という90年以上地区の人に守られている水が供給されています。

山の水が大きな桝に集まって、浄化され家庭に供給されていきます。

その山の草刈りや、木の伐採、水道の管理などなど村人だけで行うわけですから

高齢化に伴い維持管理の難しさを年々感じていらっしゃるとの事でした。

 

この水で料理されたもので育った私は、名ばかりですが大人になりまして

今度はこの水で作ったビールを飲んでみたくなったわけなのです!!

 

ビールも酵母、麦芽、ホップから出来ているとはいえ水がほとんどなので

水の味がビールの味を決めると言っても過言ではなのでしょうか。

最近お店にいらっしゃるお客様に「この水でクラフトビール を作ります」と言って出しているんですが、それが一番伝わりやすいのではないかと思っています。

あぁ、みなさんにまずこの水を飲んで欲しい。

 

 

ちなみに、水質でいうと「超軟水」です。

大町市の水自体超軟水なんですが、市水は2箇所の水源があって「北白沢」と「居谷里」があり、それぞれ硬度15mg/l,13mg/l で、なんと一津に関しては7mg/l !!!

驚異の軟水!!!軟水中の軟水。

 

市の水道課の方は大して変わらないとおっしゃられていましたが、確かに13、15は変わらないと思うけど、7は違います。

「ここの水美味しい」と言ってくださるお客様の声が物語っていると思うのです。

 

動画

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この水で木崎湖編のクラフトビールを仕込みます!!

 

 

ユッキィ

 

こんにちは!

 

本日吉報が入りました。

松本税務署の酒税担当の方から

『通信販売酒類小売業免許』がおりましたよ。と!

 

三湖ビールを実際に販売するのはYショップニシなのですが

もちろん酒類の小売販売免許はあるんですが、通信販売は別に許可が必要なのです。

 

これが中々時間のかかるもので、申請書を出してから2ヶ月かかりました。

不備というほどの不備はなかったので、おそらく最短での発行だとは思いますが

それでも何回か税務署に足を運びました。

 

こういう申請関係は、とっても苦手で頭から湯気を出しながら書類を作っていたんですが

担当の方がとても優しくて、丁寧で、協力的な方だったので

とても助けていただきながら進めることができました。

何事も伝え方といいますか、「却下」ばかり言われていると、だんだん心が小さくしぼんでいってしまいますが、担当の方は根気よく説明してくださり、こちらの状況もよく汲み取ってくださる方でした。

と、税務署の方を褒めちぎる記事になりましたが、

本当にお世話になりました、ありがとうございました。と、電話口でお話しができて良かったです。

 

こういうひとつひとつの出来事が三湖ビールの物語なのだと、思いながら今ブログを書いています。

 

 

三湖ビールtwitterもありますので、もしも使われている方はぜひフォローしてみてくださいね。

 

 

☻ユッキィ☻

 

こんにちは、三湖ビールブログへようこそ!

 

長野県大町市木崎湖畔にあるコンビニ「Yショップニシ」を営む舘 友希江(タチユキエ)と申します。

この度、私の故郷である仁科三湖のクラフトビールプロジェクトをスタートさせました。

 

私は、この地に生まれ、この地で育ち、

豊かな自然と、人に育まれ現在に至ります。

音楽、物を作ること、写真、スキー、料理、きのこ採り、お洋服、里山遊び、餅つき、多肉植物、星読み、猫が大好きです。お酒を飲むことも大好きです。(特にビール)

割と器用な方ですが、一年草の水やり、畑はすこぶる下手です。

 

 

 

 

私が営んでおります、Yショップニシは今年で開店27年を迎えることができました。

地域のみなさまや、県内外、海外からも訪れてくださるお客様に支えていただき

現在でもお店を開けていられること、とても幸せに感じております。

 

昨年の新型コロナウィルスの蔓延により、毎年訪れる親戚の様に

仲良くしていたお客様が、突然その訪問が難しい状況になってしまいました。

twitterなどの投稿に入る「木崎湖に帰りたいです。」「状況が落ち着いたらまた行きたいです。」というコメントも多くなっていました。

行きたいけど今は行けないと思われている方に、なんと返事をしたらいいのか

悩みながらも「またお会いしましょうね」というお返事しかできず、

なんとか離れていてもこの地を感じてもらうにはどうしたらいいものかと考えておりました。

投稿の写真で空気感は伝わるかもしれないけれど、

触れることができない。五感で湖を感じることはできない。

そんな時、「ここの水でクラフトビールを作ってみなさんにお届けしたい!」という想いが湧き上がってきました。

それは、湧き水が身体の中にこんこんと満ちていく様で、次の瞬間どうしたらビールが作れるのだろうか?という考えに変わり、あっという間にスタートを切っていたのでした。

 

それが、今年の3月のことでした。

 

 

そして、本日WEBサイトの一部がオープン、ブログがスタートを迎えました。

日頃SNSの投稿だけでブログを久々に書くにあたり、どう書いたらいいのだろうか?と思っていましたが、”自分の言葉を丁寧に伝えていくこと”をまずはしていこうと思いますので

みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

では、本日はご挨拶まで。