Lake Nakatsuna

ビールを作る工程をまとめてみました。

  1. 原料の計量
  2. 麦芽の粉砕
  3. マッシング(麦芽の糖化)
  4. マッシュアウト
  5. 濾過
  6. 麦汁の移送<一番麦汁>。
  7. スパージング<二番麦汁>。
  8. 麦汁の煮沸
  9. ホップを投入
  10. ワールプール
  11. 麦汁の冷却
  12. 酵母投入
  13. 発酵

 

1、2番が前日までに済んでいるので3の工程から。

 

6月2日(水)

ブルワリーに到着して工場に入ると、あまーい麦芽のいい香りに包まれます。

すでに作業に入られているみなさま。

では、続きの工程へ参ります!

 

 

 

3、マッシング

麦芽をお湯に浸けて、アミラーゼの働きにより

デンプンを糖に分解させます。

人でいうと、口でもぐもぐ咀嚼しているところです。

 

麦芽のシロップはとっても甘くてコーヒーに淹れて飲みたいくらいでした。

 

何度か糖度を測定されていました。

 

 

甘くて美味しそうな色です。

 

 

4、マッシュアウト(糖化が終了したら、温度を上げて酵素の働きを止めます)。

 

5.濾過を経て、

 

 

6、麦汁の移送。

これは一番麦汁を煮沸釜へ移していきます。

 

 

 

 

 

 

7、スパージング

釜の麦芽にお湯をお湯のシャワー。

二番麦汁をとり、煮沸釜へ移送します。

 

 

 

 

異常をすぐに発見できるように見守ります。

 

 

8、麦汁の煮沸

煮沸釜で沸騰させます。

 

 

 

 

その間に、ブルワー松浦にも新聞社の取材にご協力いただきました。

熱いトークに感動している私。

 

 

 

 

そしていよいよ!!!!

 

 

 

9、ホップ投入!!

今回はモザイク、シトラ、アマリロという3種類のホップが入りました。

突如ホップの香りが立ち込めて、まるでセット替えをしたかのように

ガラリと香りの雰囲気が変わりました。

魔法をかけたみたいでした。

 

 

 

10、ワールプールをへて

(煮沸終了後に麦汁に渦巻流を起こさせ、煮沸により熱凝固した不要成分やホップカスをタンク底の中央集中させ除去します。)

 

11、麦汁の冷却

酵母が活動できるのに適した温度に、冷却器を使って冷やします。

 

 

 

 

 

それを発酵タンクに移送します。

 

 

 

ホップが入ったものをテイスティング。

もうビールの味がする、まあるく香り苦くて甘い!もうビール顔になっていました!!

 

 

 

 

次回仕込み最終回3/3は、

とにかくビール創造主の酵母ちゃん投入です!

 

 

 

<まとめ>

仕込みその1

https://sanco-beer.com/archives/115

仕込みその2

https://sanco-beer.com/archives/123

仕込みその3

https://sanco-beer.com/archives/142

「この水で作ったビールが飲みたい!」と思った日がいつだったのか

すっかり忘れてしまいましたが、多分3月終わり頃だったかな?と、

もはや遠い記憶の中です。

 

 

あれからほぼ2ヶ月、怒涛の時間を過ごしてまいりました。

そして昨日6月2日(水)にいよいよ仕込みの日を迎える事となりました!!

 

 

その前日は大事な大事なところ「仕込み水」の搬入のセレモニーでした。

 

あらかじめ20リットル入るタンクを20本が運ばれていたので

晴天の中ジャバジャバ洗浄をして、それぞれにたっぷりの水を入れて

ブルワーさんたちの到着を待っておりました。

 

 

近頃とても天気が良くて、過ごしやすくとても清々しい毎日。

水遊びにも拍車がかかります!

 

 

しばらくするとブルワーさん到着。

 

20Lというと、20kgですよ!!

それを両手で持ってどんどんハイエースに積み込んでいくんです、彼ら。

私も参加したくて2個ほど運んでみたのですがすぐに限界で

腰が痛くなって終了してしまいました。

 

「ブルワー業は力仕事」そんなワードが心に刻まれるとともに

なんてタフな人たちなのだと、心からの尊敬の念が生まれたのでした。

 

第一弾を運び、第二弾のために戻ってきてくれて休憩していただいている時に

お客さまにブルワー自ら商品の紹介や説明をしてくれるという

サプライズが発生! そいういの本当好きです。

偶然みたいな、必然みたいなことが起きるこのお店の空間も大好きです。

 

そして、第二弾も無事運ばれて本日の私の任務は終了。

 

その後ブルワーさんたちは麦芽の粉砕から濾過という作業に。

以下は送っていただいた写真です↓

 

麦芽になっているものを仕入れをして使います。

 

 

粉砕機にかけて麦芽は砕かれていきます。

 

 

 

砕かれたものがこちら。

人でいうなら前歯で割ったという感じでしょうか。

 

 

この後、濾過に参ります!

続く

 

 

 

<まとめ>

仕込みその1

https://sanco-beer.com/archives/115

仕込みその2

https://sanco-beer.com/archives/123

仕込みその3

https://sanco-beer.com/archives/142

今回クラフトビール を作りたい!と思った時に、大町市にある「北アルプスブルワリー」さんに

お願いしようと決めたのは、もちろん地元のブルワリーだから。

もちろん美味しいクラフトビール を作ってくれているから。

それだけで理由は十分で、さっそくブルワーさんに相談をもちかけました。

 

 

「私、ここの水でビールを作ってもらいんです」と。

 

 

ブルワーさんはコーヒーの焙煎士さんでもあり、味覚のスペシャリティー松浦さん

彼は大町市内でUNITE COFFEEを営んでもいらっしゃいます。

何年か前にYショップニシのオリジナルブレンド作って頂いた時もそうだったんですが

とても解りやすく解説をしてくれて、尚且つ気さくにリクエストにも対応してくださる柔軟な方で

今回のビールに関しても「いいですよ!」と早速のありがたいお答え。

 

一生に一度でも自分企画のビールが作れるなんて夢見たいな楽しい事が

拍子抜けするくらいの速さで進んでいきました。

この体験をいろんな方とも共有したくて試飲会も開きました。

ちょっぴり残念ですが現在は遠くから人を積極的にはお呼びできないので

地元にいる有志を募り、どんなビールが木崎湖にふさわしいかを、アレコレ談義を繰り広げたのでした。

 

 

 

木崎湖ってどんなイメージ?

味でいうならどんな感じ?

と、最初はど真面目にしていましたがだんだん美味しいビールがまわってきて

ひたすら楽しい会になりましたが、そこは私ボスですから決める所は決めないと、とブルワー松浦さんと話していた所「HAZY IPA」って知ってます?と。

 

 

HAZY IPA・・・・?

 

 

全く初めて聞きました。

HAZY=霞

IPA=インディアンペールエール

※ビールの原材料の一つである「ホップ」を大量に使用してつくられるビールです。 正式名称を「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」といいます。 ホップのもつ香りや苦味が、一般的なビールと比べるとかなり強いのが特徴。 世界中で愛されているビアスタイルの一つです。

 

 

それはどんな特徴かと聞くと「ジューシーで、フルーティーです」とのこと。

 

 

もうその瞬間心が決まり

それだ!それしかない!!とときめいてしまいました。

 

 

そうなんです、木崎湖はリゾート地ですし、ポップで、明るい。

たまに雨が降ったり、気温が下がると竜のような雲が山を渡るんです。そして秋の朝などはすっぽりと霧に包まれたり。

散々いろんなビールを飲んでいたのですが、あっという間に決定!!

 

 

このような経緯で『木崎湖HAZY IPA』がこの世に生まれる事になりました。

 

アルコールの度数は私が一番好きな5%弱に、苦味(IBU)は30前後という詳細も決めてオーダーをさせていただきました。

6月2日(水)ついに、仕込みの日が訪れます。

前日6月1日(火)の午後には、Yショップから水を汲み出します!

水汲みにもしよかったらご参加お待ちしております。

このビール作り物語の登場人物になってください!!

 

 

ユッキィ

 

こんにちは。

 

Yショップでお水をお出しすると「この水美味しい〜!!」と言われることがよくあります。

そう言われるまでこの水が美味しいと意識したことあったかな?という感じだった私。

でも、意識していろんな水を飲んでみると確かに味が違う。

 

本当に手前味噌で恐縮なのですが、コーヒーを淹れても、蕎麦のおつゆを作っても

ウィスキーの水割りを作っても、そういえばまぁるく包み込むような味わいになる。

同じ水出身感がある!!

 

こいういう視点って、自分だけでは発見しにくいもので

やっぱり人との出会いの中から生まれてくるのだなぁと思いますね。

 

 

ここは大町市の海ノ口という地区で、さらに細かく区分すると「一津」という名前です。

津というのは港という意味があるそうで、なぜ海のないこの地に海ノ口なのか、津なのか

その辺りがとてもロマンチックで私はとても気に入っている所です。

この「一津」では大町市水ではなく「一津簡易水道組合」という90年以上地区の人に守られている水が供給されています。

山の水が大きな桝に集まって、浄化され家庭に供給されていきます。

その山の草刈りや、木の伐採、水道の管理などなど村人だけで行うわけですから

高齢化に伴い維持管理の難しさを年々感じていらっしゃるとの事でした。

 

この水で料理されたもので育った私は、名ばかりですが大人になりまして

今度はこの水で作ったビールを飲んでみたくなったわけなのです!!

 

ビールも酵母、麦芽、ホップから出来ているとはいえ水がほとんどなので

水の味がビールの味を決めると言っても過言ではなのでしょうか。

最近お店にいらっしゃるお客様に「この水でクラフトビール を作ります」と言って出しているんですが、それが一番伝わりやすいのではないかと思っています。

あぁ、みなさんにまずこの水を飲んで欲しい。

 

 

ちなみに、水質でいうと「超軟水」です。

大町市の水自体超軟水なんですが、市水は2箇所の水源があって「北白沢」と「居谷里」があり、それぞれ硬度15mg/l,13mg/l で、なんと一津に関しては7mg/l !!!

驚異の軟水!!!軟水中の軟水。

 

市の水道課の方は大して変わらないとおっしゃられていましたが、確かに13、15は変わらないと思うけど、7は違います。

「ここの水美味しい」と言ってくださるお客様の声が物語っていると思うのです。

 

動画

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この水で木崎湖編のクラフトビールを仕込みます!!

 

 

ユッキィ

 

木崎湖は、私の生まれた場所。と言いたいところなのですが

厳密に言うと青木湖に住んでいた時に生まれたそうです(もちろん覚えていない)。

ですが、2歳?3歳ころから住んでいるので、まぁその辺はお気になさらずに。

 

 

木崎湖

一言で言うなら、「開かれている湖」という印象です。

レイクアクティビティーのありとあらゆることができます。

サップ、ウィンドサーフィン、カヌー、水上スキー、他にも色々あるみたいですが名前がわかりません。

その他、釣り人も多くバス、鯉、ワカサギやエビ、うなぎ、そして木崎マスも釣つことができたり、湖畔の周りには何軒かボート屋さんがあったり、キャンプ場も二つあったりして

シーズンになると賑やかな雰囲気になります。

 

そうそう、湖を望む小熊山という山があってそこからパラグライダーで飛ぶこともできるんですよ。

湖に向かって飛べるところは他にないと聞いたことがあります。

 

写真は私もタンデムで飛んだ時のもので、

爽快そのもの!!!!!!!

ぜひみなさまも一度体験してみてくださいね。

 

そんなアクティブなイメージだけじゃない魅力ももちろん。

ここで育った私でも思うんですが、湖を見る場所によって全く印象が変わるところが素敵なんですよ、時間帯でも表情がすごく変わるし、季節の移り変わりの美しさったらありません。

 

私は特にこの湖が自分の凪の値を教えてくれる存在です。

湖の湖面に、自分を写す

広がる空に、心を写す

そんな感覚があります。

 

「今日の自分ってちょっぴり元気ないんだな」とか

「なんだかやたらやる気に満ちてるぞ」とか

「あれ、凪だぞ」とか

 

湖に意志があるのかどうか知らないけど、湖と一体感を感じるというか

なんなら同化しちゃってるんじゃなかとさえ思うこともあります。

ちょっとオーバーですけどね。

でも、でも、大好き!っていう言葉じゃ足りないんです。

土地とつながる感覚をどう表現していいのかわかりませんが

もしかすると、みなさんの中にもこれに近い感覚をお持ちの方もいらっしゃるんじゃないかな?なんて思って書いてみました。

 

 

ユッキィ

こんにちは!

 

本日吉報が入りました。

松本税務署の酒税担当の方から

『通信販売酒類小売業免許』がおりましたよ。と!

 

三湖ビールを実際に販売するのはYショップニシなのですが

もちろん酒類の小売販売免許はあるんですが、通信販売は別に許可が必要なのです。

 

これが中々時間のかかるもので、申請書を出してから2ヶ月かかりました。

不備というほどの不備はなかったので、おそらく最短での発行だとは思いますが

それでも何回か税務署に足を運びました。

 

こういう申請関係は、とっても苦手で頭から湯気を出しながら書類を作っていたんですが

担当の方がとても優しくて、丁寧で、協力的な方だったので

とても助けていただきながら進めることができました。

何事も伝え方といいますか、「却下」ばかり言われていると、だんだん心が小さくしぼんでいってしまいますが、担当の方は根気よく説明してくださり、こちらの状況もよく汲み取ってくださる方でした。

と、税務署の方を褒めちぎる記事になりましたが、

本当にお世話になりました、ありがとうございました。と、電話口でお話しができて良かったです。

 

こういうひとつひとつの出来事が三湖ビールの物語なのだと、思いながら今ブログを書いています。

 

 

三湖ビールtwitterもありますので、もしも使われている方はぜひフォローしてみてくださいね。

 

 

☻ユッキィ☻

 

こんにちは、三湖ビールブログへようこそ!

 

長野県大町市木崎湖畔にあるコンビニ「Yショップニシ」を営む舘 友希江(タチユキエ)と申します。

この度、私の故郷である仁科三湖のクラフトビールプロジェクトをスタートさせました。

 

私は、この地に生まれ、この地で育ち、

豊かな自然と、人に育まれ現在に至ります。

音楽、物を作ること、写真、スキー、料理、きのこ採り、お洋服、里山遊び、餅つき、多肉植物、星読み、猫が大好きです。お酒を飲むことも大好きです。(特にビール)

割と器用な方ですが、一年草の水やり、畑はすこぶる下手です。

 

 

 

 

私が営んでおります、Yショップニシは今年で開店27年を迎えることができました。

地域のみなさまや、県内外、海外からも訪れてくださるお客様に支えていただき

現在でもお店を開けていられること、とても幸せに感じております。

 

昨年の新型コロナウィルスの蔓延により、毎年訪れる親戚の様に

仲良くしていたお客様が、突然その訪問が難しい状況になってしまいました。

twitterなどの投稿に入る「木崎湖に帰りたいです。」「状況が落ち着いたらまた行きたいです。」というコメントも多くなっていました。

行きたいけど今は行けないと思われている方に、なんと返事をしたらいいのか

悩みながらも「またお会いしましょうね」というお返事しかできず、

なんとか離れていてもこの地を感じてもらうにはどうしたらいいものかと考えておりました。

投稿の写真で空気感は伝わるかもしれないけれど、

触れることができない。五感で湖を感じることはできない。

そんな時、「ここの水でクラフトビールを作ってみなさんにお届けしたい!」という想いが湧き上がってきました。

それは、湧き水が身体の中にこんこんと満ちていく様で、次の瞬間どうしたらビールが作れるのだろうか?という考えに変わり、あっという間にスタートを切っていたのでした。

 

それが、今年の3月のことでした。

 

 

そして、本日WEBサイトの一部がオープン、ブログがスタートを迎えました。

日頃SNSの投稿だけでブログを久々に書くにあたり、どう書いたらいいのだろうか?と思っていましたが、”自分の言葉を丁寧に伝えていくこと”をまずはしていこうと思いますので

みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

では、本日はご挨拶まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁科三湖の三湖ビール 『木崎湖HAZY IPA』は来週6/2(水)に仕込みます!

フォロー&応援よろしくお願いします! ご自宅に湖畔の風をお届けします◎

 

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